RECRUITMENT WEBSITE / COLUMN

採用サイトを作れば、
応募は増える?

中小企業が制作前に考えるべき5つのこと

「求人を出しているのに、なかなか応募が来ない」

「採用ページはあるけれど、会社概要と募集要項しか載っていない」

「求人媒体だけでは、自社の魅力を伝えきれていない気がする」

こうした課題から、採用サイトの制作やリニューアルを検討する企業は少なくありません。

では、採用サイトを作れば本当に応募は増えるのでしょうか。

結論から言えば、採用サイトを作るだけで応募が増えるとは限りません。

大切なのは、サイトを作ることそのものではなく、「誰に、何を伝え、なぜこの会社で働きたいと思ってもらうのか」を制作前に整理することです。

特に、知名度や採用予算で大企業と競うことが難しい中小企業にとって、採用サイトは単なる募集要項の掲載場所ではありません。自社を知らなかった人に「この会社、ちょっといいかもしれない」と感じてもらうための、大切な接点の一つです。

今回は、中小企業が採用サイトを制作・リニューアルする前に考えておきたい5つのポイントをご紹介します。

01

「応募が来ない原因」を
採用サイト制作の前に考える

最初に確認したいのは、本当に「採用サイトがないこと」が応募不足の原因なのかということです。

例えば応募が少ない原因には、次のような可能性があります。

  • 求人そのものを見られていない
  • 給与や勤務条件が競合企業と合っていない
  • 仕事内容が分かりにくい
  • 会社の雰囲気が伝わっていない
  • 求職者が会社名を検索しても十分な情報が出てこない
  • 応募方法が分かりにくい
  • 選考までのハードルが高い

ここを整理しないまま「とりあえず採用サイトを作ろう」と進めてしまうと、きれいなサイトは完成しても、採用上の問題はそのまま残ってしまいます。

採用サイト制作の第一歩は、デザインを決めることではありません。現在の採用活動のどこに課題があるのかを整理することです。

02

「会社が伝えたいこと」より
「応募者が知りたいこと」を考える

採用サイトを作ると、「企業理念を載せたい」「社長メッセージを入れたい」「会社の歴史を紹介したい」など、会社側が伝えたい情報がたくさん出てきます。

もちろん、それらも大切です。しかし、求職者が最初に知りたい情報とは限りません。

例えば応募を検討している人なら、「実際にはどんな仕事をするのか」「一緒に働く人はどんな人なのか」「1日の働き方はどうなっているのか」「入社後にどんな成長ができるのか」「残業や休日はどうなのか」「どんな人がこの会社に向いているのか」といったことが気になるかもしれません。

会社が伝えたい情報と、求職者が知りたい情報。この2つを整理して設計することが重要です。

中小企業だからこそ、「ここで働く自分を想像できる情報」をどれだけ伝えられるかが大切です。

03

求人媒体と採用サイトの
役割を分ける

採用サイトを作ったからといって、求人媒体が不要になるわけではありません。むしろ、役割を分けて考えた方が分かりやすくなります。

求人媒体まだ会社を知らない人と
出会う場所
採用サイト興味を持った人に
深く知ってもらう場所

例えば求人媒体で会社を見つけた求職者が、「どんな会社なんだろう?」と思って会社名を検索する。そこで採用サイトを訪れ、仕事内容、社員の声、会社の考え方、職場の写真などを確認し、「ここなら応募してみてもいいかもしれない」と判断する。

採用サイトは、このような意思決定を支える役割を持っています。

求人媒体 → 会社を知る → 採用サイト → 理解・納得 → 応募という流れを設計することが重要です。

04

良いことだけを書かない

採用サイトでは、自社を魅力的に見せたくなるものです。しかし、「風通しの良い職場です」「アットホームな会社です」「若手が活躍しています」といった言葉だけでは、求職者に実際の職場をイメージしてもらうのは難しいでしょう。

むしろ重要なのは、「どんな人には合っていて、どんな人には合わない会社なのか」まで伝えることです。

例えば、「少人数なので担当領域が広い」「指示を待つより、自分で考えて動くことが求められる」「大企業ほど制度が整っているわけではない」といった情報も、ある人にはデメリットでも、別の人には魅力になります。

採用活動の目的は、応募者をできるだけ多く集めることだけではありません。入社後に「思っていた会社と違った」となることを減らし、会社と応募者の双方が納得できる採用につなげることも重要です。

05

「作って終わり」にしない

採用サイトは公開したら完成、ではありません。

  • どのページがよく見られているか
  • 求人ページまで何人が進んでいるか
  • どこから訪問しているか
  • 応募につながっているか
  • 求職者からどんな質問を受けているか

こうした情報を確認しながら、必要に応じて改善していきます。

募集する職種、求める人材、社員数、働き方、会社の方向性は変化します。その変化に合わせて採用サイトも更新していく必要があります。

採用サイトは「制作物」ではなく、採用活動の一部として育てていくものです。

SMALL & MID-SIZED COMPANIES

中小企業だからこそ、
「会社そのもの」を伝えられる

知名度のある企業であれば、会社名そのものが応募のきっかけになることがあります。一方、中小企業では、「この会社を初めて知った」という状態から採用コミュニケーションが始まることも珍しくありません。

しかし、見方を変えれば、中小企業には大企業とは違った魅力があります。

経営者との距離仕事の裁量会社が成長していく過程社員同士の関係一人ひとりの役割会社ごとの個性

こうしたものは、求人票の限られたスペースだけでは十分に伝えられません。だからこそ採用サイトでは、条件だけでは分からない「その会社で働く理由」を丁寧に伝えることが重要になります。

BEFORE YOU START

採用サイト制作の前に、
まず整理してみてください

なぜ、今採用に困っているのか。

どんな人に来てもらいたいのか。

その人に、自社の何を知ってもらいたいのか。

他社ではなく、自社で働く理由は何なのか。

応募前に感じている不安を、どの情報なら解消できるのか。

これらが整理できると、採用サイトに必要なページやコンテンツも自然と見えてきます。逆に、ここが曖昧なまま制作を始めると、「きれいな採用サイトはできたけれど、結局何を伝えたいのか分からない」という結果になりかねません。

FAQ

採用サイト制作について
よくある質問

採用サイトを作れば、本当に応募は増えますか?

採用サイトを作っただけで応募が増えるとは限りません。応募が少ない原因が「会社について十分な情報が伝わっていないこと」にある場合は、採用サイトが改善につながる可能性があります。一方で、求人そのものが見られていない、募集条件が市場と合っていないなど、別の原因もあります。

コーポレートサイトの中に採用ページがあれば十分ですか?

企業によって異なります。募集職種や伝える情報が限られている場合は、既存サイト内の採用ページを充実させるだけで十分なケースもあります。情報量や採用活動の規模から判断することが大切です。

求人媒体を利用していても採用サイトは必要ですか?

求人媒体と採用サイトは役割が異なります。求人媒体は出会いのきっかけとして、採用サイトは会社や仕事を深く理解してもらう受け皿として活用できます。

採用サイトには何を掲載すればいいですか?

募集要項だけでなく、仕事内容、社員紹介、働き方、会社の考え方、職場環境、選考の流れ、よくある質問などが候補です。「誰を採用したいか」「応募前に何を知ってもらう必要があるか」から逆算して決めます。

採用サイトを作る前の段階でも相談できますか?

はい。「新しく作るべきか分からない」「既存の採用ページを改善すべきか判断できない」といった段階からご相談いただけます。全国オンラインで対応しています。

APERIO / RECRUITMENT WEBSITE

採用サイトを「作ること」から、
考えない。

アペリオ合同会社では、採用サイトの企画・設計・制作だけでなく、制作前の課題整理から公開後の改善まで支援しています。採用サイトを新しく作るべきか、現在の採用ページを改善すべきかという段階でもご相談いただけます。

採用サイト制作について詳しく見る →

全国オンライン対応 / 制作するか決まっていない段階でもご相談いただけます。

AUTHOR

近藤亮介 アペリオ合同会社 代表

企業サイト・採用サイトの企画、設計、制作から公開後の運用・改善まで支援。Webを「作ること」だけを目的にせず、企業の課題や伝える内容を整理するところから伴走します。